シーバス釣行における SNATCH140HF

使い方のヒントと解説

【春】

冬場に産卵を終えたシーバスは、産卵により体力が失われ

回復するために多くの栄養分を必要とする。体力が失われて​いる状態と低下している水温の影響もあり、活性よく

ベイトフィッシュを捕食することができない。

「バチ」のシーズンでもあるが、近年高温化した水温に

よりイナッコなどがシャロー帯に溜まりやすくなっている。

顎下に2gの板オモリを貼り付け、チューニングアイに

3g以上のクイックチェンジャーを装着する。

シャローで流れに強弱があるあたりの境目などにリップレス​モードでレンジを中層をキープ出来るように上流から下流に​ゆっくり流すとシーバスのヒットが狙える。

河口域では、スナッチの標準フックが#4だが#5以下に

すれば、バチや小魚を捕食する口の小さいチヌも狙える

可能性もある。

場所:河川(中流域~下流域)/ 河口域のオープンフィールド

潮汐:中潮 夜の上げ潮

【ベイトタックルデータ】

ロッド:フィッシュマン ビームスクローラ9.2L+

リール:23 カルカッタコンクエスト100HG 

ライン:ヤマトヨテグス レジンシェラー8 1.2 号  

リーダー:フロロショックリーダー16lb

【スピニングタックルデータ】

ロッド:シマノ ワールドシャウラ2831 

リール:18 ステラC3000XG

ライン:ヤマトヨテグス レジンシェラー81号 

リーダー:フロロショックリーダー16lb

※上記、タックルデータはあくまで私が使っているものです。

 近いセッティングであれば、同じ物である必要はありません。

【夏】

体力を回復できたシーバスは、この時期は小魚を積極的に​捕食するようになるので、河川では稚鮎やイナッコ、港湾​部や磯などではイワシがシーバスのベイドフィッシュとな​る。その他ベイトフィッシュも多彩になり始める時期で、​ハゼ・サッパ・ウグイ・甲殻類なども捕食している。

顎下に2gの板オモリを貼り付け、チューニングアイに

3g程度のクイックチェンジャーを装着する。下リップ

モードと上リップモードでレンジを中層から水面直下を

キープ出来るように上流から下流にゆっくり流すパターン​と軽くトゥイッチをさせながらスナッチの首振りでシーバ​スのヒットを狙う。

夏は水温が上がりやすい港湾部よりは、比較的水温が安定

している河川中流域が釣果に繋がりやすい。

場所:河川(中流域~下流域)/ 朝マズメ・夕マズメ・深夜帯

潮汐:中潮 下げ潮

【ベイトタックルデータ】

ロッド:フィッシュマン ベンダバール8.9M

リール:IMZ LIMITBREAKER TW HD-C  

ライン:ヤマトヨテグス レジンシェラー82 号  

リーダー:フロロショックリーダー25lb

【スピニングタックルデータ】

ロッド:シマノ ワールドシャウラ2833 

リール:22 ステラ4000MHG

ライン:ヤマトヨテグス レジンシェラー81号 

リーダー:フロロショックリーダー16lb

【秋】

産卵シーズンを迎える秋は、体力を蓄えるためベイトフィ​ッシュを荒食いするシーズン。最もスナッチで数釣りが

期待でき、初心者さんでもシーバスをキャッチ出来る確率​があがり、入門にもうってつけ。

チューニングアイのオモリはベイトフィッシュのレンジに

合わせることが大事だが、この時期は色々なパターンで

スナッチでの釣りを楽しんで頂きたい。下リップモードで​早巻きしてもよし、リップレスモードでグラインドさせる​もよし、上リップモードでポッピング・ウェイク系で巻い​てくるのもありです。

オススメはリップレスモードで表層で、リズミカルにドッグ​ウォークが面白い。

橋脚の明暗を利用した釣法が比較的釣りやすく、ベイト

フィッシュも明暗に居着くことが多くなり、シーバスやその​他フィッシュイーターが暗部で列になって待機していること​が多くなる。基本的には上流(明)にキャストして下流​(暗)に流し込んで行く釣りとなる。

この時期のシーバスはかなり力強いので細軸の#4 ではなく

フロントのみ太軸#2 に換装することをオススメします。

リアフックも変えてしまうとフロントフックと絡みやすくな​るので、リアは太軸に変えるのみでよい。

場所:河川(下流域)・河口・港湾部 / マズメ時・深夜帯

潮汐:中潮 下げ潮

【ベイトタックルデータ】

ロッド:フィッシュマン ハイドロ8.5XXH

リール:23 カルカッタコンクエスト300XG  

ライン:ヤマトヨテグス レジンシェラー83号  

リーダー:フロロショックリーダー40lb

【スピニングタックルデータ】

ロッド:シマノ ワールドシャウラ2833 

リール:22 ステラ4000MHG

ライン:ヤマトヨテグス レジンシェラー81.5 号

リーダー:フロロショックリーダー20lb

【冬】

シーバスが産卵のため深場へ移動。水温がさがりシーバス​の活性が下がる厳しい時期。ベイトフィッシュも河川より​河口部・港湾部に溜まりやすくなっている。早いフィール​ドでは「バチ」が抜け始めてるフィールドもあるが、冬場​はハゼ・アミなどのボトムにいるベイトフィッシュを捕食​している。

顎下に2gの板オモリを貼り付け、チューニングアイに

5g以上クイックチェンジャーを装着する。リップレス

モードでレンジをボトムをキープ出来るように、上流から​下流にゆっくり流しながら時折甲殻類をイメージして竿を​上にあおり、スナッチをボトムから跳ねさせるとヒットが​狙え、厳しい時期でも釣果アップが期待できる。

場所:港湾部・河口 / 夕マズメ・深夜帯

潮汐:中潮 上げ潮

【ベイトタックルデータ】

ロッド:フィッシュマン ベンダバール8.9M

リール:IM Z LIMITBREAKER TW HD-C  

ライン:ヤマトヨテグス レジンシェラー82号  

リーダー:フロロショックリーダー25lb

【スピニングタックルデータ】

ロッド:シマノ ワールドシャウラ2832 

リール:22 ステラ4000MHG

ライン:ヤマトヨテグス レジンシェラー81号 

リーダー:フロロショックリーダー16lb